今日、友人たちと大阪市立科学館に遊びに行ってきた。
プラネタリウムの上映前に、今回の震災についての科学館からのコメントがあった。
それは科学に携わる人達の、誠実で真摯なメッセージで、わたしは胸を打たれて少し泣きそうになった。
どのようなメッセージだったかは後述するとして、帰宅後、少し気になって「科学」という言葉の意味を調べてみた。
wikipedia(2011.03.27 現在)ではこう書かれている。
・(広義)体系化された知識や経験の総称。
(中略)
・自然についての体系的知識。
「学ぶ」ということは「世界をどのように理解するかを探る事」であるとわたしは思っている。それは自然といかに向き合うか、という事であり、己は何者であるかを突き詰める事でもある。
世界に対する理解が深まるほどに、わたしたちの生活は豊かになった。
世界に対する正しい知識は、わたしたちから多くの危険を遠ざけた。
しかし、わたしたちが未だ知りえぬ世界も存在していて、時にそれはわたしたちを翻弄し、蝕み、圧倒的な力を見せつけ、立ちはだかる。
プラネタリウムの上映前、科学館からこのようなコメントがあった。正確に記録したわけではなく、わたしの記憶からの記述なので細部は不正確であることを了承願いたい。
「いまこそ、わたしたちは正しい知識をもって自然と向き合わねばなりません。そのために、わたしたちや、この科学館がその知識を得るための助けになればと思います」
歩みを止めずに前へ進もう。
「正しい知識」を学び、世界をより深く理解し、そして世界と真摯に向き合おう。
世界は残酷で、過酷だけれど、美しく、優しくもある。
自分たちに何ができるのか、学んで、考え抜こう。
かつての先人たちがそうしてきたように。
そんな事を考えた一日だった。
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2011年3月27日日曜日
2011年3月5日土曜日
シンポジウム2日目
シンポジウム2日目。
この日のメインは、我々の研究発表である。
前日、別の研究チームがUstream配信をするという情報をTwitterで入手し、それは面白そうだと我々も急遽Ustream配信を決定。ただのWebカメラでの野良配信だからあまり質の良い放送はできないけれど、あとから発表の振り返りをするための記録くらいにはなるだろう。
朝食後、メンバーと集まって最後の打ち合わせ。そしていよいよ会場入りである。
メンバー最年少のOさんが初めてとは思えぬ堂々たる発表ぶり。きっちりと練習されたのだろう。
予定より少し時間はショートしてしまったものの、発表は無事に終了。
あとは気楽なものである。
我々の発表の次の枠でTwitter研究グループの発表があった。以前からわたしのTwitterのフォロワーさんが会場にいらっしゃるということは知っていたのだが、このグループの方だった事が判明。セッション後に挨拶に伺う。
Twitter研究の発表の場でTwitterのつながりを改めて感じ入るという不思議な出来事だった。
すべてのセッションが終了すると、あとは夕食のパーティ。中華のコース料理をいただく。
パーティの余興として、中村あゆみが登場。コンサートで会場は大いに盛り上がる。
そしていよいよ、授賞式。
全研究グループのリーダが壇上に上がり、スポットライトが縦横に走りまわり、まるでアカデミー賞のような演出で各賞が発表される。
我々は残念ながら受賞はできなかった。
受賞されたみなさん、おめでとうございました。
この日のメインは、我々の研究発表である。
前日、別の研究チームがUstream配信をするという情報をTwitterで入手し、それは面白そうだと我々も急遽Ustream配信を決定。ただのWebカメラでの野良配信だからあまり質の良い放送はできないけれど、あとから発表の振り返りをするための記録くらいにはなるだろう。
朝食後、メンバーと集まって最後の打ち合わせ。そしていよいよ会場入りである。
最終的な発表によると、会場に来てくださった聴講者は38名だったらしい。決して多い数ではないけれど、わざわざ興味を持って足を運んでくださって本当にありがたい。
発表の模様はこちら↓↓
メンバー最年少のOさんが初めてとは思えぬ堂々たる発表ぶり。きっちりと練習されたのだろう。
予定より少し時間はショートしてしまったものの、発表は無事に終了。
あとは気楽なものである。
我々の発表の次の枠でTwitter研究グループの発表があった。以前からわたしのTwitterのフォロワーさんが会場にいらっしゃるということは知っていたのだが、このグループの方だった事が判明。セッション後に挨拶に伺う。
Twitter研究の発表の場でTwitterのつながりを改めて感じ入るという不思議な出来事だった。
すべてのセッションが終了すると、あとは夕食のパーティ。中華のコース料理をいただく。
パーティの余興として、中村あゆみが登場。コンサートで会場は大いに盛り上がる。
そしていよいよ、授賞式。
全研究グループのリーダが壇上に上がり、スポットライトが縦横に走りまわり、まるでアカデミー賞のような演出で各賞が発表される。
我々は残念ながら受賞はできなかった。
受賞されたみなさん、おめでとうございました。
パーティ後、メンバーとカラオケボックスで大いに盛り上がり、こうしてすべてのイベントは終了した。
通常業務をこなしながらの研究であった事もあり、大変だったし、締切りギリギリに泣きそうになりながら論文を書いたりもしたが、こうして終わってみると大変素晴らしい時間を過ごせたのだなと思った。
なかなか得難い経験をさせていただき、協力いただいたみなさんに心より感謝したい。
どうもありがとうございました。
2011年3月4日金曜日
シンポジウム初日
とあるシンポジウムに参加している。この日に向けてメンバーで会議を重ね、データを集め、論文を書き、研究発表の準備を進めてきた。いよいよ本番である。
場所は大津プリンスホテル。
桃の節句だというのに、JR大津駅に降り立つと雪が降っている。会場のホテルまではシャトルバスが出ているのだが、運動をかねて歩くことにする。
琵琶湖の湖畔を歩くのだが、琵琶湖から吹きすさぶ風と雪がやたらと寒い。しまいには何の余興か知らないが、琵琶湖面から噴水が吹き出すではないか。
噴水によって天高く舞い上がった水が、琵琶湖から陸へと吹きつける強風に乗り、わたしの体に降り注いでくる…。冷たい…。
「こんな日になにをしてくれとんねん…」と悪態をつきつつ歩くこと50分。ようやくホテルに着いた(バスに乗ればよかった…)。
開会式が終わり、メンバーと合流。今日は発表もなく、特にこの時間帯は聞きたいセッションもなかったので、喫茶店で世間話をしつつしばしの休息。
その後セッションに参加しつつ、Twitterでハッシュタグを付けて実況ツイートをしていると、会場にいると思われる人からフォローを貰った。しかし人が多すぎて誰が誰だかわからない。この人に期間中に会えることはあるのだろうか…。
本日すべてのセッションが終わり、チェックイン。メンバーの一人と相部屋だが、なかなか広くて快適な部屋だ。眺めも良い。
場所は大津プリンスホテル。
桃の節句だというのに、JR大津駅に降り立つと雪が降っている。会場のホテルまではシャトルバスが出ているのだが、運動をかねて歩くことにする。
琵琶湖の湖畔を歩くのだが、琵琶湖から吹きすさぶ風と雪がやたらと寒い。しまいには何の余興か知らないが、琵琶湖面から噴水が吹き出すではないか。
噴水によって天高く舞い上がった水が、琵琶湖から陸へと吹きつける強風に乗り、わたしの体に降り注いでくる…。冷たい…。
「こんな日になにをしてくれとんねん…」と悪態をつきつつ歩くこと50分。ようやくホテルに着いた(バスに乗ればよかった…)。
開会式が終わり、メンバーと合流。今日は発表もなく、特にこの時間帯は聞きたいセッションもなかったので、喫茶店で世間話をしつつしばしの休息。
その後セッションに参加しつつ、Twitterでハッシュタグを付けて実況ツイートをしていると、会場にいると思われる人からフォローを貰った。しかし人が多すぎて誰が誰だかわからない。この人に期間中に会えることはあるのだろうか…。
本日すべてのセッションが終わり、チェックイン。メンバーの一人と相部屋だが、なかなか広くて快適な部屋だ。眺めも良い。
しばらく部屋でまったりした後、立食パーティへと向かう。聞くところによると600名強の参加者がいるようだ。
各ブースで料理を貰い、食べていると、ウェイターさんがお盆に載せたドリンクを運んでくる。ビール、ウイスキー、ワインなど。こんな光景、映画で観たことあるなー、などと思いながら周囲の人と名刺交換したり、雑談などをする。しかし立食で1時間半は結構しんどい。
パーティが終わると、我々は明日の研究発表の会場へ向かい、リハーサル。
スライドの確認、マイクチェック、前日のiPad2発表のジョブズの物真似などしつつ、リハーサルも完了。その後、わたしの部屋にメンバー全員が集まり、軽く飲みながら業界動向などを話し合った。
今日は自分たちの発表が無いので気楽な一日だったが、明日がいよいよ本番である。
さてさてどうなる事やら……。