第2回関数型言語勉強会を開催しました。
まずは、前回に引き続き会場を提供してくださったシナジーマーケティング株式会社さん、バリエーション豊かなお話で会場を盛り上げて下さった登壇者の皆さん、連休の中日にお集まりいただいた参加者の皆さん、準備段階から様々なご助力をいただいたスタッフの皆さん、本当にどうもありがとうございました。
さて、なにかと「コワイ」という噂の関数型言語ですが、わたしも開催直前まで謎のプレッシャーと戦っていましたw
実際には、今回の勉強会では「コワイ」要素などほとんどなく、楽しい勉強会だったわけですが。
「コワイ」と言われる要因はいくつかあると思っていて、その一つが関数型言語の奥深さにあるかと思います。
関数型言語を勉強すると、早い段階で「モナド」「カリー化」「圏論」などの耳慣れない言葉に出会います。
前回の第1回では、初心者向け(入門者向け)という名目での開催だったわけですが、この「初心者」という定義が実は曖昧で、そのために発表内容が多彩になりすぎ、関数型言語の奥深さが必要以上に強調されてしまったため、「コワイ」という評価になってしまったようです。
今回は、前回にいただいたそうしたフィードバックを反映して、具体的に関数型言語がどのように使われているのか、どのように使えばいいのか、「実用編」というテーマでの開催とさせていただきました。
もともとこの勉強会は、「関数型言語を勉強しているのだけど、もっといろんな人の話が聞きたい」というスタッフが集まって企画された会ですが、今回は我々のそういう願いが叶えられた素晴らしい勉強会になりました。
「コワイ」という印象があるせいか、発表者の皆さんが極力地雷を踏まないように気を使ってお話されている姿が微笑ましかったですが、マサカリも投げられてなんぼというか、それによって学ぶこともありますし、まぁ、あまり怖がらなくてもいいのかなーと思います。
少なくとも、僕自身が業務でScalaを使っていることもあり、「関数型言語」を実際の現場に広めたい、そのために、ハードルを下げたい、という目的は、今回は果たせたのではないかと思っています。
普段、僕もいろいろな勉強会を主催したり、参加したりしていますが、今回印象的だったのは他の勉強会に比べて研究職の方が多く参加してくださっていたことです。普段接点がないこうした人達のお話が聞けたのはいい経験になりましたし、関数型言語の位置づけがなんとなく見えた気がして面白かったです。
個人的なハイライトは以下の三点でした。
・@bleisさんの「関数型のパラダイムにシフトするための壁の話」
・@nakauさん「オープンソースプロジェクトはpull reqしなければどうということない」
・訳者の村主さんに『すごいHaskell』にサインをいただく
まだまだ需要がありそうな勉強会なので、来年も開催したいなーと思っています。
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