2013年12月31日火曜日

2013年を振り返る

今年も残すところあと僅かとなりました。毎年恒例の振り返りエントリです。

■プログラマ定年
今年の9月に35歳になりました。
以前勤めていたSIerでは、30歳を過ぎたあたりから少しずつ仕事でコードを書く機会が減ってきており、顧客調整とかスケジュール管理などの仕事が多くを占めるようになっていました。その後そういった状況が嫌で今の会社に転職し、幸いなことに35歳を数ヶ月過ぎた今でも毎日Scalaコードを書き続けています。

将来的にいつまでこの状態が続くかはわかりません。僕も今の会社で職位が上がり、開発リーダーなど任されるような日が来るかもしれませんし、そうなるとやはり自分が直接コードを書く機会は減るでしょう。ただ、そうなった後でも、今のマインドを捨てず、あくまでも「プログラマ」としてそういったリーダー業に従事できるようになりたいです。

"SE"とか"PL"とか"PM"とかではなく、限界ぎりぎりまで自分は"プログラマ"を名乗って仕事をしていきたい、ということを考える良いきっかけになりました。

■訃報
今年は身の回りに訃報が多い1年でした。
自分に大きな影響を与えた著名人だったり、同級生だったり、コミュニティの人だったり。まだ皆さんが亡くなられてから日も浅いですし、自分の中できちんと整理もできていないのでここでは多くを書きませんが、本当にいろいろな事を考えました。

■コミュニティ活動など
去年に比べると、勉強会などの参加数はかなり減ったと思います。
今までは手当たり次第にいろいろ顔を出していたのですが、勉強会でHP/MPを回復する、というような「勉強会お花畑」な状態では無くなったので、自分がどのようにコミュニティに対して貢献するか、どのように自分のキャリアを積むか、ということに少し悩んでいました。

自分がスタッフやスピーカーなど、「中の人」として関わった勉強会をまとめます。

1月

・ TDDBC 大阪 for C#(Visual Studioハッカソン事前勉強会)
現場でのペアプロについてお話させていただきました。風邪を引いて翌日のハッカソンを欠席するなど、少し迷惑をかけてしまった記憶があります。

2月

DevLOVE関西「勉強会勉強会」
勉強会について勉強する、というメタな勉強会です。
ビアバッシュでのQAコーナーのファシリテーターをしました。

3月

Scalaカンファレンス
今年の社外活動の中で最も印象に残っているカンファレンスです。
最初、公募セッションに応募したものの落選し、その後いろいろあって会社がスポンサーになってくれたので、スポンサー枠で発表させていただきました。
こちらのエントリにも書きましたが、ものすごい熱気で、この時代にあの場所にいれた事をとても幸福に思います。

ステーキ駆動勉強会(hoge駆動)
いつものhoge駆動でした。

4月

勉強会参加はなし。

5月

第4回 関西ソーシャルゲーム勉強会
会社で、ソーシャルゲーム関係者を招いての交流会をやったのがきっかけでスピーカーとして呼んでいただきました。これをきっかけにスタッフとして第5回のお手伝いをすることになります。

6月

お世話になった某社の編集者さんが留学されるということで、送別会に行ったりしました。あとはプログラマーズナイトでLTをやったり。

7月

IT英語勉強会 第1回
Scalaカンファレンスで英語のスライドを作ったことで少し自信がついて、参加してみました。生まれてはじめて、英語でLTをしました。ネイティブの人に、聴きやすい発音でしたよ、と言っていただけて嬉しかったです。また行きたい勉強会の1つなのですが、他の予定と被たりしてなかなか参加できずにいます。

・アジャイルラジオ 前編 後編
Webラジオに出演しました。めちゃくちゃ緊張して、何を喋ったのかあまり覚えていないです。だいたい雰囲気がわかったので、もう一回やりたいです。

日経コンピュータ 奇跡のJava
ある日仕事をしていたら、本社の広報から自分のデスクに電話がかかってきました。普段広報から内線が来ることなどないので、SNSでNGな話題でも書いてしまって怒られるのかと身構えていたら、この記事の取材申し込みについての連絡でした。Scalaカンファレンスでの登壇がきっかけだったようです。
雑誌の取材を受けるのは当然人生初体験だったので、いい経験をさせてもらいました。

夏のhoge駆動☆カレーの王子さまリターンズ
いつものhoge駆動でした。

8月

勉強会参加はなし。仕事がむちゃくちゃ忙しかった記憶があります。関西に遊びに来た@zer0_uさんとランチ食べたりしました。

9月

デブサミ関西
憧れのデブサミに登壇することができました。自分戦略セッションが公募制で、自薦も可、とあったのでダメ元で申し込んでみました。たぶんムリだろうと思っていたのですが、なんと人気投票1位ということでびっくりしました。

10月

高速ITコミュニティ秋祭り
初回から参加しており、今年で3回目の開催になります。
これまでは登壇者としての参加でしたが、今回はスタッフとしての参加です。といってもあまり大したお手伝いはできなかったのですが…。

こういう、「お酒と食事を楽しみながらのトークイベント」という形式は個人的に大好きで、関西でもこういう企画をやりたいなー、と常々思っています。来年あたり実現したいです。

怖くないScala勉強会
Twitterでの会話をきっかけに、日経コンピュータさんの奇跡のJavaの記事とも絡めて開催したイベントです。
Scala関連の勉強会の盛り上がり方は本当に驚くばかりです。こういうコミュニティの盛り上がりを絶やさず、現場の普及も着実に拡げていきたいものです。

個人的には、持ち時間に対して大幅に早く発表が終わってしまう、という大失態をやらかしてしまい、反省点の多い勉強会でした。

11月

第9回 RxTStudy
DVCSについて話してほしい、というご依頼をいただいたので、以前関Javaで話したgitの失敗事例の後日談をお話してきました。

開発現場に伝えたい10のこと
達人出版会さんから出版されている電子書籍です。DevLOVE関西にゆかりのメンバー10人で書きました。5月のGWに執筆し、11月に出版という長期プロジェクトでした。

第5回関西ソーシャルゲーム勉強会
主催という立場でやらせていただきました。会場提供やスピーカーへの呼びかけなどアマゾンデータサービスさんにものすごくお世話になりました。
こちらの勉強会も継続してお手伝いさせてもらおうと思っています。

12月

合同勉強会 in 大都会岡山 -2013 Winter-
毎年恒例の岡山での勉強会。LTでは途中でマシンがフリーズしてしまい、「自己紹介を2回やる」というネタにあふれたLTでした。

Far East Developer Review
DevLOVE Pubが冬コミで頒布する同人誌に寄稿させていただいてます。
これもずいぶん前に書いた文章なのですが、ようやく陽の目を見られました。

・忘年会駆動
いつものhoge駆動でした。

■まとめと来年の抱負

来年に向けて、デブサミの公募セッションに応募したのですが、落選しました。一度雅叙園で登壇してみたいので、機会があればまたチャレンジしたいです。

今年1年間、コミュニティ活動をしてきて、実に様々な人と関わりを持ちました。そのような中で、自分たちの開発が、決して他社に引けをとらない、という自信も持ちました。

僕が勤める会社は、まだまだネームバリューが高いとはいえません。全国的に名を売ろうと思えば、大ヒットのサービスをローンチするなど自分個人では難しい部分もあるでしょう。しかし、エンジニア界隈でバリューを上げる、ということなら、今までコミュニティに対してコミットメントしてきた自分もある程度貢献できるのではないかと思い始めました。

これまでは自分個人のバリューアップのみに焦点を絞っていろいろな活動をしてきましたが、2014年は自分と会社双方のバリューアップに貢献できるような動きをしていきたいなー、と思っています。

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